徒然ブログ

カテゴリ:いろは( 2 )

畳 - Neo Japanesque -

 変な時間に起きてしまったので、ついでにブログでも。昨夜は久しぶりに夜の矢上を歩いてみました。国道34号線沿いにある、かわら畳さんとこも模様替えされたようです。ちょと蘊蓄を一席(笑)

 

 Panasonic DMC-FZ18 Pモード / ISO400 / No Flash(カメラ任せの人もたまにはマニュアルで)

 「たたむ」為には、相応の長さや幅が要る。長さや幅を人の手と技がよく産み作り得て、はじめて「たたむ」「たたみ」という行為や生産も可能になった。「畳」は、そういう文明的・歴史的所産であって、しかも人間の住まいかた、とくに座りかたと関わり深い。

 住居のことを考えに入れれば当たっている気がする。京間だの関東間だのと柱間の寸法の定まった住まいを人それぞれに持てるようになったなどは、どう考えても、江戸時代もよほど半ばの頃の話になる。それは美術や図画・文献によって簡単に確認できる。それはまた今日風の「畳」普及の事実とも、ピタリ軌を一にしているのであろう。厚畳は平安時代にもあったが、規格的な「畳」の普及には建築とともに、日本の坐法の正坐に定まろうとしていた近世的意向が、深く深く関わっていたらしいのである。


 別冊「太陽」日本を知る100章 「畳」秦恒平 P96 ~ 97の原文を一部抜粋および引用しました。

 建築や和モノに興味のある人には、上記の文献「日本を知る100章」(ペーパーバック版は101章)が何かの手助けになるであろうかと、文章をそのまま使ってみました。絶版になったのか、Amazonでも中古で販売されているようなので、欲しい人は買うなり、観たいひとは図書館などで貸し出しされているようです。英文解説付きでおつですヨ。
[PR]
by cowboy_spike | 2009-09-05 04:22 | いろは

いき

 年末年始、観たいテレビもなくパラパラと目を通した中に別冊『太陽』という本があった。副題が"日本を知る100章"と題名がついている。その本に倣(なら)い「いき」という第一章から始めてみたい。 引用元の文章は大部なので、私になりに要点だけを拾うこととする。

b0004972_18204975.jpg まず「いき」という単語を各種辞典から拾ってみるに、エキサイト・英和辞典(ウェッブ版)では [いきな stylish; smart(‐looking); fashionable; 《fml》 chic]とある。外面的には装いという意味に訳されている。しかし日本語の「いき」はそれも含め、花柳界という特殊社会と密接に結びついた日本独自の美意識の表現という前書きから始まる。「いき」という言葉から連想されるように江戸文化の産物であり上方文化と相反する面もある。九鬼周造・『「いき」の構造』の中では、幾何学模様や平行線、および黒味を帯びた色調こそ「いき」であり、絵画的模様や曲線、派手な色や「雑多な色取」は"いき"ではない指摘している。と、まあ私も講釈はここまでにして置いて、正月だしちょいと何処かで「いき」な事したいもんです。その前に財布の中身を確認するようじゃ、まだまだ「いき」の"い"の領域にも達してないようですね。

☞ 別冊『太陽』日本を知る100章 1993、九鬼周造『「いき」の構造』岩波文庫 1979
[PR]
by cowboy_spike | 2007-01-06 19:01 | いろは